スタッフメッセージ

松田晋哉 公衆衛生学 教授

我が国は世界のどの先進国もこれまで経験したことのない少子高齢化に直面しています。しかも、低経済成長下で、限られた資源をいかに有効に活用するかが、医療政策において重要になっています。そのために国も地域医療構想や医療計画、そして地域包括ケア計画など、種々のプランを策定しています。
ここで留意すべきことは、新しい諸計画がこれまでのものと異なり、その策定や評価のための情報基盤を持っていることです。具体的にはDPCやNDBのデータです。また、こうしたビッグデータを分析する方法論も急速に進歩しています。AIを活用した情報処理が医療の世界でも適用されるようになりました。そのような環境下で、各医療機関は地域の医療ニーズを分析し、それにあった経営戦略を策定することをこれまで以上に求められるようになっています。
本セミナーではこうした分析ニーズの高まりに応えるために、当教室がこれまで蓄積してきた医療情報の分析手法を世の中に公開していこうというものです。講師陣はいずれもDPCやNDB、レセプトの分析に関する豊富な経験を持つ実務者や研究者であり、したがって応用性の高い内容であると自負しています。皆さんのご参加をお待ちしています。

冨岡慎一 公衆衛生学 助教

無限の可能性を秘める医療ビッグデータを十分に加工・分析・解釈できる人材を時代は求めています。このコースはまだ不足している病院の実務レベルで的確に医療情報を分析できる人材の養成を目指しており、インテンシブの名に恥じない密度の濃いスケジュールですが、そのぶん収穫も大きいと確信しています。また、全国に散らばっている修了生とは、その後も長くお付き合いをさせてもらいながら相互に助け合えるネットワークの形成も目指しています。

本野勝己 医療情報部 室長

本コースは、自施設の位置付けを地域の医療需要の中で考え、そして複数の経営戦略シナリオが書けるマネジメント職の育成が目的です。一見難しそうな内容ですが、Microsoft AccessやExcelなどの汎用ソフトを使用したデータ加工や分析結果を利用することでそれは十分可能です。また、普段現場で感じている問題点や疑問点を可視化し、それらを各セクションと横断的に共有することが重要です。我々講師陣はそれら問題点や疑問の発見・解決への道筋をわかりやすく解説し、グループワークでコミュニケーションスキルを身につけられるようにお手伝いいたします。

大谷 誠 データサイエンスセンター 助教

本コースは単純に分析手法を学ぶだけの場ではありません。医療を取り巻くニーズを学び、分析スキルだけでなくマーケティング的アプローチを身につけ、それをプレゼンテーションしていく一連の流れを体験できる場となっています。コースで学んだことを何か一つでも職場へ持って帰れるようスタッフ一同サポートさせていただきます。

松岡真澄 公衆衛生学 研究員

医療機関で働いていると様々なデータに触れる機会がありますが、理解し活用することは容易ではありません。それらを知る糸口をつかむのが「医療データ分析コース(インテンシブコース)」です。 このコースは2日間では終わりません。獲得した知識やスキルを病院でつなぎ、地域へつなぎ、いっしょに参加した仲間との縁につなぎ、次の受講生へつないでいくことでよりよい医療につなげていきます。 みなさまの学びへの架け橋となれるようサポートすることで、私達も共に学ばせていただきます。